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はぎしりやくいしばりは聞いたことがありますが、TCHとは何ですか?

よくある質問

はぎしりやくいしばりは聞いたことがありますが、TCHとは何ですか?
TCHとはTooth Contacting Habit(歯牙接触癖)の略で、上下の歯を持続的に接触させる癖のことを指します。何もしていない時は上下の歯は接していない状態が正常で、1日のうち約20分しか上の歯と下の歯を合わせていないのですが、 癖でずっと噛んでいる方のことをいいます。この癖があると、顎関節への負担が増えるだけでなく、歯や歯周組織の病気(知覚過敏、破折、修復物の破損、歯周病など)の悪化につながる可能性があると考えられています。
口が開けづらくなったのでしょうが、どうしてでしょうか?
口を開けづらくなるのにはいくつか理由があります。例えば親知らずを抜く手術をしたり、 のどに近い場所で外科処置をした場合、炎症反応や血がたまり組織が腫れる関係で、口が開けにくくなることがあります。 また、顎関節症でも口が開けにくくなることもあります。顎の関節部に存在する関節円板というものがありますが、 それがうまく動かないことでそういった事が起こります。このような時は顎への負担を軽減させてあげることが必要になります。 主な治療法としてはマウスピースになります。顎の位置をニュートラルにもどして、関節へ力がかかりすぎないようにしてあげます。 マウスピースを入れることで顎がスムーズに動くようになると口も開けやすくなってきます。
マウスピースはどうやったら作れますか?
マウスピースは歯の型取りをして作製します。市販で温めたらできるものが売られていますが、 それは自分の歯にフィットさせるのは難しく、逆に状況が悪くなってしまうことがありますのでご注意下さい。 型取り1週間ほどで完成します。保険適応となりますので、3000円程度で作製できます。
口を開ける時に顎が音がなります、どういった治療ができますか?
顎の関節にある関節円板の位置がずれている可能性や様々な原因が考えられます。 顎関節症の症状の一部ですが、今後痛みが出てきたり、口が開けづらくなることがありますので、 お気軽にご相談下さい。原因によって治療方法は異なりますが、一般的にはマウスピースを作製して様子をみていくことがほとんどです。改善が認められない場合は大学病院をご紹介することもあります。

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